水天宮と言えば安産や子授けのご神徳があることで有名だが、水難除けや芸能祈願などにもご利益がある。
本来は第九藩主・有馬頼徳公の屋敷神として祀られたもので、庶民の参拝は許されなかったが、毎月5日の縁日に屋敷が開放されたため「なさけ有馬の水天宮」という言葉が江戸で流行ったという。
明治4年に屋敷の移転とともに青山に移ったものの翌年には現在の日本橋蛎殻町に移転。平成28年4月に新社殿が完成し、境内は最新の建築技術が施されたビルのような構造になっている。
階段を上っていくと広場のような境内が開け正面に社殿が構えている。左手には手水舎、参道の途中には末社の辨財天や安産子育河童などが並ぶ。参道に入る前にはマッチョな狛犬が出迎えるが、これはブリヂストンの創業者・石橋正二郎が奉納したものだ。
完全にビル構造になっている社務所(授与所)の階段をさらに上っていくと御朱印受付コーナーがあり、そこで御朱印をお願いする。お受けする際に御饌米と由緒記もいただくことができた。
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