2018/09/18

腰掛稲荷神社

文京区目白台にある神社。いただいた由緒書によればこの辺りはかつて武州豊島郡清土と称し見晴らしの良い場所だったが、三代将軍徳川家光公が鷹狩の際に休息し、切株に腰を掛けて「絶景なり」と風景を賞でられたという。


この後、不敬のないように切株に竹矢来を廻らせて稲荷の祠を建て崇敬した。その後、切株は朽ち果てて跡形もなくなったため里人が集まって社殿を建立し、腰掛懸稲荷と称して崇敬したとされる。


境内は東京メトロ護国寺駅から不忍通りを目白方面に進み、左手の高台になっているところを上ったところにある。鳥居、手水舎、社殿というシンプルな造りだが裏手が駐車場となっている。


鳥居の脇に小さな庚申塔があり、幟旗が立ち並んでいるため小規模ながらよい雰囲気に包まれる。また宮司様に促され本殿の裏手に行くと特別天然記念物に指定されている「菊花石」があり鑑賞できる。


なお御朱印は社殿左手にある社務所で拝受できる。インターホン呼び出し形式で御朱印帳を渡して書き上がるのを待つ。大変丁寧に対応していただいた。


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