2019/05/29

桐ヶ谷氷川神社

品川区西五反田にある神社。しながわ観光協会のサイトによれば創建年代は不詳ながら江戸時代初期の元禄年間にはすでにあったことが記録に残るとある。これは新編武蔵風土記のことで元禄年間社地免除の事が記されている。


かつての荏原郡桐ヶ谷村の鎮守で、御祭神は素盞嗚命。境内は不動前駅から徒歩3分ほどの高台にある。かつては本殿の崖下に江戸七瀑布の一つに数えられた「氷川の滝」があり、水量は減ってしまったが今もその面影が残る。


鳥居をくぐり参道を進むと石段があり、途中で一対の狛犬に出迎えられながらさらに上ると手水舎が見えてくる。そこから左手の前方に進むと昭和十三年に造られた社殿がある。檜材白木の權現造り銅板葺社殿だが戦災を免かれ現存している。


その他に境内には神楽殿や社務所の建物、境内社として忍田稲荷大明神が鎮座。立札の由緒書には明治四十一年九月、桐ケ谷村の八幡神社、諏訪神社、第六天神社の御祭神を氷川神社に合祀した際に袖ヶ崎神社の忍田稲荷大神を末社として勧請したとある。


なお御朱印は社務所で拝受できる。今回は宮司様ご不在とのことで書置き対応。インターホン呼び出し形式で初穂料は300円を収めた。大変丁寧に対応していただきありがたかった。


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