2019/09/07

雉子神社

品川区東五反田にある神社。創建は不詳だが文明年中(1469~1487年)の時期とされており、いただいた資料によるともともとは荏原宮、大鳥明神、山神の社などと呼ばれていたらしい。

江戸時代の慶長年間、三代将軍家光公がこの近くに鷹狩りに立ち寄った際に、一話の白い雉がお宮に飛んで入ったのを追ってお参りをした。村人が神社名を尋ねられ大鳥明神さまと答えると、これからは「雉子の宮」と呼ぶように命じたという。


境内は五反田駅の東口を国道1号線沿いに坂を上っていくとある。鳥居が見えるのでわかるが、オフィス街の中で12階建てビルの1F部分なので、うっかりすると通り過ぎてしまう。鳥居をくぐり階段を上った左手に手水舎がある。


さらにその右奥に拝殿や本殿があるが、本殿の上は吹き抜け構造になっており、天に向かって空いている。拝殿の左にはガラス張りの神輿庫があり、その奥は境内社の三柱神社。大国主命・倉稲魂命・埴山姫命がお祀りされている。


御朱印は社殿右手にある社務所で拝受できる。初穂料はいただかない考えとのことで賽銭箱に気持ちを納めることとした。書き手不在の時もあり、いつも対応していただけるとは限らない。


ビル1階にある境内というと息苦しいイメージがあるかもしれないが不思議なことに風が吹き抜けて心地よい。手水舎の脇にはベンチが設置されているので、休息も可能。残暑の厳しい日だったため助かった。


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