2019/11/07

成増菅原神社

板橋区成増にある神社で創建年代は不詳。板橋区教育委員会による案内板によれば(平成三年)新編武蔵風土記には「山王社」、延宝七年(1680年)の区内最古の手水鉢には「自在天神」、さらに明治二年の「社寺取調下案」に「天神社」とある。


江戸時代には青蓮寺が別当となっていたが、旧成増村の鎮守として明治七年四月に旧社格「村社」が与えられた。菅原神社とあるように御祭神は菅原道真公で、明治十七年八月に本殿が再建され大正年間には拝殿が新築されている。



境内は東武東上線の成増駅から住宅街を北に進むと天神下公園があり、そこから参道につながる石段が見えるのでわかる。石段を上りきって一の鳥居、さらに参道を進むと右手に社務所があり、道路を挟んだ先に二の鳥居が見える。


鳥居の右手に手水舎があり、正面が拝殿。右手奥には立派な神楽殿も構える。また鳥居手前の左手には境内社の稲荷社、日枝社、愛宕社がある。それほど面積は大きくはないのだが高台にあるためか広々と感じる。


御朱印は書置きのみで、社務所の窓口で拝受できる。人が不在の際はインターホンで呼び出すと神職さんに対応していただける。書置きの御朱印を納めるためのケースを取り出したら、それを見て気に入られたようで少しお話ができた。


2019/11/01

深澤神社

世田谷区深沢にある神社。永禄七年(1564年)伊豆の三島神社の分社として斎祀された。以前は三島神社と呼ばれていたが、東京神社庁のページでは明治七年村社となり、大正四年社殿改築時に現在の社名に改称とあるが公式ページの説明と異なる。


明治四十二年(1909年)6月に深沢村の各地域に奉祀されていた神明神社・稲荷神社・山際神社・八幡神社と、御嶽神社・天祖神社・稲荷神社・三島神社の八社を三島神社に合祀して深澤神社に改称されたと公式ページにある。


場所は駒沢オリンピック公園から南西方向にあるが、駒沢大学駅か等々力駅からバスで深沢坂上まで行き、そこから徒歩3分。今回は自転車だったため不便を感じなかったが、徒歩のみだと大変かもしれない。


住宅街の中にある三島公園に隣接したところに境内があり鳥居が見えるのですぐにわかる。石段を上ると右手に手水舎があり正面の拝殿がすぐに確認できる。また拝殿右手には境内社の弁天社、さらに階段を下ると朱色の橋がかかった弁天池がある。


かつては湧き水からできた三島池があったそうだが、埋め立てられそこに繋がる呑川も埋め立てられてしまったらしい。現在は三島公園と緑道に変わっている。ただ公園と神社の間を工事していたので今後また様変わりの可能性もある。


御朱印は拝殿左手にある社務所で拝受できる。授与所窓口があるが人が不在の場合はインターホン呼び出し方式で御朱印帳を預けて書き上がるのを待つ。宮司様にはとても丁寧に対応していただいた。