江戸時代には青蓮寺が別当となっていたが、旧成増村の鎮守として明治七年四月に旧社格「村社」が与えられた。菅原神社とあるように御祭神は菅原道真公で、明治十七年八月に本殿が再建され大正年間には拝殿が新築されている。
境内は東武東上線の成増駅から住宅街を北に進むと天神下公園があり、そこから参道につながる石段が見えるのでわかる。石段を上りきって一の鳥居、さらに参道を進むと右手に社務所があり、道路を挟んだ先に二の鳥居が見える。
鳥居の右手に手水舎があり、正面が拝殿。右手奥には立派な神楽殿も構える。また鳥居手前の左手には境内社の稲荷社、日枝社、愛宕社がある。それほど面積は大きくはないのだが高台にあるためか広々と感じる。
御朱印は書置きのみで、社務所の窓口で拝受できる。人が不在の際はインターホンで呼び出すと神職さんに対応していただける。書置きの御朱印を納めるためのケースを取り出したら、それを見て気に入られたようで少しお話ができた。