2018/07/11

池尻稲荷神社

世田谷区池尻にある神社。公式ページによれば明暦年間(江戸時代の初期)に旧池尻村・池沢村の両村の産土神として創建鎮座したとある。


御祭神は倉稲魂命で古くから「火伏せの稲荷」、「子育ての稲荷」として霊験あらたかと伝えられる。また境内にある井戸は「薬水の井戸」といって病気平癒の神水として信仰があった。


さらにこの井戸はどんなに渇水時でも涸れることが無かったことから「涸れずの井戸」とも言われている。昔は赤坂付近から池尻まで良質の飲用水が無かったことから頼りにされたらしい。なお井戸水は現在では手水舎に利用されている。


境内は国道246号線沿いにある。道に向かって鳥居が建っているので、石段を上がると二ノ鳥居がありその先の左手に手水舎が見える。そこから右手に拝殿という配置なのは246号線の工事で境内の一部が削られたためかもしれない。


境内社は手水舎の手前に水神社、拝殿の左奥に清姫稲荷神社がある。清姫稲荷神社は芸事や学業成就の神として崇敬され、御神体は白蛇ではないかと伝えられている。


御朱印は社殿右手にある社務所で拝受できる。窓口で御朱印帳を渡して待つ形式で初穂料は500円。宮司様が不在の時もあるようで、今回は直書きでいただいたが書き置き対応となることもある。


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