2018/07/08

大島稲荷神社

江東区大島にある神社。公式ページによれば慶安年間(1648~1652年)に洪水などの水害に悩まされがちな武蔵国南葛飾郡大島村の村人が平安を祈って京都の伏見稲荷大社御分霊を奉還して祀ったのが始まりとされる。


また松尾芭蕉ゆかりの稲荷神社としても知られ、元禄五年に門弟である桐奚宅を訪ねる途中でこの神社に立ち寄った際に「秋に添て行はや末ハ小松川」とという句を詠んだと言われ、境内には句碑「女木塚」も建てられている。


都営新宿線の大島駅から徒歩で5~6分の場所に境内がある。かつて洪水をもたらしたとされる小名木川は今もあり、鳥居は川に向かって建っている。参道を進んで右手に手水舎、正面が拝殿となっている。


参道を入ってすぐ右側には境内社の佐竹神社が鎮座。昭和六十三年に現宮司の佐竹氏により建立され、佐竹氏の祖霊が祀られているとされる。また神紋が梅鉢紋なので菅原道真公も祀っていると考えられる。


なお御朱印は拝殿右手にある社務所で拝受できる。インターホン呼び出しで御朱印帳を渡して待つ形式。今回は佐竹神社の御朱印もいただいた。大変丁寧に対応いただいた上にお菓子などもいただきありがたかった。


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