新宿区新宿六丁目にある神社。安貞二年(1282年)京都の北野天満宮を勧請し明恵上人が創建したと言われる。古くから東大久保村の鎮守として知られ、以前は大久保天満宮と称していた。
社殿が西向きであることから西向天神と呼ばれるようになり、寛永年間に、三大将軍家光が鷹狩りに来た際に荒廃した社を見て金の棗の茶入れを下賜して再興を促したことから棗(なつめ)天神という俗称もあるようだ。
新宿区役所の辺りからかつての都電の引き込み線だった細い道を進んでいくと右手の高台になった場所に境内がある。一の鳥居をくぐると石段で上った二ノ鳥居の左手に手水舎、正面が拝殿となる。
高台は横長になっておりサラリーマンが昼食休憩などができる小さな公園や旧別当寺の大聖院も隣接する。また藤圭子のデビュー曲「新宿の女」の歌碑、不動明王の石像や富士塚・東大久保富士などがある。
花園神社には藤圭子のヒット曲「夢は夜ひらく」の歌碑があるが、西向天神社は新宿25時間キャンペーンで飲食街を流した時のスタート地点だったとか。新宿歌舞伎町近くにありながらとても静かな場所で、しばらく休憩させていただいた。
なお御朱印は拝殿右手にある社務所で拝受できる。インターホン呼び出し方式で御朱印帳を渡すと丁寧に手書きしていただける。御朱印と一緒に東京の天神さまというリーフレットもいただいた。
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