2018/02/12

朝日神社

港区六本木にある神社。旧記(麻布台懐古碑)によると旧暦天慶年中(940年)に創建されたと伝えられ、当初は市杵島姫大神(弁財天)を祀って庶民に尊信されたとされる。


その後、織田信長の室となった朝日姫(清心尼)様が見つけたとされる稲荷の神像と観音の像のうち稲荷の神像が祀られ弁財天と合祀して日ヶ窪稲荷と呼ばれるようになった。


さらに明和年間に朝日稲荷に改称され、明治28年に現在の朝日神社になった。なお今では倉稲魂大神、市杵嶋姫大神、大國主大神、大山祇大神、北野天神の5柱がが御祭神となっている。


六本木駅から芋洗坂を下るように進んでいくと右手に鳥居が見える。鳥居をくぐると右手に手水舎、すぐ正面が拝殿というシンプルな造り。左手には1階が社務所になっている朝日神社会館というビルがある。


今回はそこで行われた御朱印帳を作るワークショップに参加。朝日神社にも協力を得ているようで時々宮司さんが見学にいらしゃった。1時間半くらいで自分で作った御朱印帳が完成し、最後は朝日神社で実際に御朱印をいただくという素晴らしい企画であった。


2018/02/07

王子稲荷神社

北区岸町にある神社で創建時期は不詳。北区の観光ページによれば大晦日に稲荷の使いである狐が、近くの榎の下で身なりを整え、この神社に初詣をするという言い伝えがあり、江戸時代から庶民に親しまれていたらしい。


康平年間(1058~1065年)に源頼義が「関東稲荷総司」として崇めたとも言われ、元々は岸稲荷と称していたが、元亨二年(1322年)に岸村が王子村に改称されたことから王子稲荷と称されるようになった。


JR王子駅を出て線路沿いに北上すると神門がある。鳥居をくぐって石段を上りきった先に拝殿がある。通常平日は神門が閉じられているようだが、本日は初午祭なので露店が連なり大勢の参拝客で賑わっていた。


神門を入ってすぐ右奥には市杵島神社があり、拝殿の右奥に本宮、その脇には亀山稲荷神社、嬉野森稲荷神社、北村稲荷神社の合祀殿。神楽殿や資料館など見どころがたくさんある。


なお御朱印は拝殿右手にある社務所で拝受できる。初午祭の本日は書き置きのみの対応で初穂料は500円。通常サイズの他に御朱印帳に貼ることができる小さなサイズのものも用意されていた。


(追記)2019.02.14
平成31年2月14日(木)凧市(二の午)での御朱印が頒布された。色の付いた文字で種類の違いがあり選ぶことができる。(写真は紺色)