また社宝である上棟礼には承応三年(1654年)二月十五日、徳川家重臣の久世大和守、地頭神谷与七郎、蜂屋半之丞の助力を得て南沢村、田無村、入間村、下新井村の総氏子中によって再建されたと記されている。
境内は東久留米市の中央部にある南沢緑地保全地域の湧水地にある。近くには落合川が流れ、付近の遊歩道を歩くと傾斜地の林の中にいくるもの湧水が確認できる。今回は自転車だったが最寄り駅の東久留米駅からは15分ほど歩くと思われる。
鳥居をくぐると社殿まで真っ直ぐ参道を進むが高台に位置するため途中石段を上る。一対の狛犬があり左手には手水舎、正面が拝殿となる。社殿の左奥には境内社の大神宮社、八雲神社、右奥には稲荷社が2社鎮座する。
鳥居をくぐらずに左に少し進むと南沢緑地の遊歩道があり、クヌギやコナラの林の中に湧水から流れ出す様子を確認できる。規模は大きくはないが、暑い季節にも湧水の効果でひんやり感が味わえて気持ちが良い。
なお、御朱印は社殿右手にある授与所でいただける。窓口から御朱印帳を渡し、書き上がるのを待つ形式で初穂料は300円以上を納める。なおオリジナルの御朱印帳も頒布しているようだ。
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