新宿中央公園に隣接し、新宿の総鎮守として知られる神社。資料によれば室町時代に中野長者と呼ばれた鈴木九郎が熊野三山より十二所権現をを勧請し創建とあるが、他にも諸説あるようだ。
この周辺は江戸時代には大池や滝がある景勝地として有名で、最盛期には料亭・茶屋が100軒あったそうだが、残念ながら今は埋め立てられてしまい跡形もない。境内に十二社の碑があって、そこに景勝地だったことが記されている。
公園側からも入れるようになっているが、十二社通り沿いが表参道で回り込むように進むと大鳥居が見えてくる。正面には社殿があり、左手には神楽殿と手水舎がある。
本殿裏にある大鳥三社の狛犬は腹の下がくり抜かれていない珍しいタイプで、この神社の文化財の一つとなっている。その右手には胡桃下稲荷神社、弁財天社がある。
ご利益としては強運をもたらすと言われており、2011年女子ワールドカップで優勝したなでしこジャパンのメンバーがこの神社にお参りしていたそう。ここぞという勝負事の際にはよいかもしれない。
御朱印は本殿右手にある社務所で受けられるが、清掃時などは不在の場合もあるので確認しておいた方がよい。
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