豊島区上池袋にある稲荷神社で、創建は不詳ながら公式ホームページによれば天正の年(1573~91)より以前から既に現在の地に祀らていたと言われる。
御祭神は保食神で、正徳五年(1715年)この地一帯に疫病が流行したときに、村人が祈りをささげたところ、この神社の霊験で多くの子供たちが病から助かったことから子安稲荷と呼ばれるようになったらしい。
同年9月から災疫から免れた報恩として大祭を執り行ったのが始まりで、毎年9月の第1週の土・日曜日に例大祭が行われる。この他に、節分・豆まきイベントが行われるなど小さな神社ながら動きがある。
川越街道から住宅地に入ったところにあり少しわかりにくい場所だが、いきなり赤い鳥居が現れる。参道を進むとすぐに社殿が見えて左手に神輿庫、右手に社務所がある。
社殿左手にある境内社は猿田彦大神だが大鳥大神と伏見稲荷神も合祀されている。境内は決して広いとは言えないが、落ち着いた雰囲気で社務所の前にベンチがあってカップルが待ち合わせ場所として使っていた。
御朱印やお守りは社務所で拝受できる。インターホン呼び出し形式で要件を告げると中に案内される。対応いただいたのは気さくな神職さんで由緒書もいただけた。
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