台東区松が谷にある神社。寛永十九年(1642年)徳川家光公がこの地に建立した三十三間堂の守護神として祀られた稲荷大明神を勧請したのが始まりとされる。御祭神は倉稲魂命で、現在は浅草名所七福神の福禄寿も祀っている。
元禄十一年(1698年)の大火で三十三間堂は移転したが、稲荷大明神はは信仰心の篤い町民の要望で当地の産土神として再建を許された。第二次大戦の東京大空襲で焼失するが昭和三十五年にRC造の社殿が再建され現在に至る。
東京メトロ銀座線の稲荷町駅と田原町駅の中間あたりに境内があり、鳥居が見えるはずなのだが、今回はちょうど工事中で姿が隠れてしまっていた。鳥居をくぐり左側が拝殿。そこに向かう参道左手に手水舎がある。
拝殿の天井には神武天皇の御世から今日まで日本馬乗史を描いた戦国武将などの100枚絵が奉納されており、中に入って撮影が許されている。なお奥の本殿は撮影不可なので注意が必要だ。
御朱印は拝殿右手の社務所で拝受できる。浅草名所七福神の福禄寿の御朱印もいただくことができるが、今回は神社のものだけにした。初穂料は両方共500円となっている。
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