江東区亀戸にある神社で、公式ページによれば創建は天智天皇四年(665年)、藤原鎌足公が東国下向の際に亀の島に船を寄せ、香取大神を勧請して太刀一振を納め、旅の安泰を祈り神徳を仰いだのが始まりとされる。
平将門が乱を起こした際、追討使俵藤太秀郷が当神社で戦勝を祈願。乱をめでたく平定した後、弓矢を奉納し勝矢と命名したとされる。「スポーツ振興の神」として名が知られているのはそうした由来があるためだ。
JR亀戸駅から明治通り沿いに北上するとやがて左手に鳥居が見えてくるが、参道は蔵前橋通りとの交差点を左に折れて少し進んだところから続いている。参道沿いには商店が立ち並んでいて(勝運商店街)独特の雰囲気がある。
参道を真っ直ぐに進むと境内に入る手前に黒い鳥居があり、そこをくぐると左手に亀戸大根之碑と手水舎がある。江戸から明治にかけて亀戸では大根づくりが盛んだったらしく「亀戸大根」の名で知られる。
参道を進んだ正面が拝殿となるが、右手前には神楽殿、その先には数多くの末社が鎮座する。熊野神社・三峯神社・水神社の合祀殿、福神社、稲足神社、天祖神社と並んでいるので順番にお参りができる。
また拝殿手前の右手には大黒様と恵比寿様の像があり、柄杓で水を掛けて自分の痛いところを洗い清めるとよいと言われる。またさらに右奥には亀戸の地名に由来とされる復元された「亀が井戸」もある。
さらに拝殿手前の左手には「勝石」が置かれている。説明書きに“勝石に触れて勝運と幸運を授かりましょう”とあったので、賽銭を入れて触れてきた。鎮座1350年記念として2016年に置かれたものらしい。
なお御朱印は境内左手にある社務所で拝受できる。窓口で御朱印帳を預け、番号札を受け取って書き上がるのを待つ形式。御朱印の他にも勝守りや勝運袋などもここでいただくことができる。
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