江戸時代には幕府からの尊信が篤く徳川吉宗公が享保元年(1716年)に将軍職を継ぐ際、享保十四年(1729年)に老中岡崎城主水野忠之に命じて現在地に社殿を建立し、翌年に遷座された。
東京メトロ千代田線の赤坂駅から8分ほどの場所に境内がある。参道は長く高台にあるのでいくつもの鳥居をくぐり石段を上っていくと拝殿が見える。境内は広く複数の境内社の他に小さな橋などもあり庭園のようになっている。
大きな銀杏の木が見えるが樹齢400年で港区の天然記念物に指定されている。神社が遷座された享保十五年にはすでに樹齢100年を越えていたとされるので驚きの生命力と言えるだろう。
参道を進んで楼門が見えた辺りの左手に手水舎があり、そのまま真っ直ぐに歩くと個性的な狛犬に出迎えられながら正面が拝殿となる。その他、参集殿や神輿庫、社務所が確認できる。
境内社が数多くすべてを把握しきれなかったが、今回一緒に御朱印をいただいた四合稲荷(しあわせいなり)神社が最も大きい。古呂故稲荷・地主稲荷・本氷川稲荷・玉川稲荷の四つの稲荷が合祀され勝海舟翁が“四社を合祀”“幸福のしあわせ”“志を合わせる”をかけ名付けたとされる。
その他にも火災除の御利益があると言われる西行稲荷社や天祖神社・春日神社・鹿嶋神社・八幡神社・諏訪神社・秋葉神社・厳島神社・金刀比羅神社・塞神社を合祀した九神社なども鎮座する。
御朱印は赤坂氷川神社と四合稲荷神社のものを社殿右手にある社務所で拝受できる。御朱印帳を渡して番号札を受け取り、書き上がるのを待つ形式で初穂料はそれぞれ300円だった。
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