文京区大塚にある神社で創建は元和八年(1622年)、徳川秀忠公が日光山より御神体を奉持し江戸城吹上御殿内に勧請。後に松平大学頭が徳川家より拝領し宝暦年間前に武蔵国北豊島郡大塚村の総鎮守として遷座した。
その後も護国寺や旧大塚村周辺で遷座を繰り返し、明治四十五年に現在の場所に遷座したのは市内電車開通に伴う道路の拡幅によるためとされる。大祭は9月22日の前後の土・日曜日に催され今でも賑わいを見せる。
護国寺駅から不忍通りを上野方面に進み、春日通りと交差する手前の道を左に入ったところに鳥居が見える。鳥居をくぐると参道が少し高台になっている場所まで続き、二ノ鳥居をくぐった先の左手に手水舎がある。
2体の狐像に挟まれた参道正面が拝殿となっていて、右手には社務所という配置で境内は小規模ながらも木々に囲まれているせいか、神社独特の静寂さが感じられる。護国寺の裏手にある住宅地内ということも影響していると思われる。
なお御朱印は社務所で拝受できる。この日は書き手不在ということで書き置きのものをいただいた。通常はインターホンで呼び出して御朱印帳を渡し、書き上がるのを待つ形式となる。
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