文京区根津にある神社で景行天皇の御代日本武尊が駒込の地に創祀し、文明年間(1469~1487年)に太田道灌が社殿を奉建したとされる。御祭神は須佐之男命・大山咋命・誉田別命で東京十社の一つに数えられる。
主祭神の須佐之男命は災厄除け・厄祓いのご利益が期待できるが、相殿神として大国主命・菅原道真公が祀られているため縁結び・商売繁盛、学問・合格祈願にもご利益があるとされる。
東京メトロ千代田線の千駄木または根津駅からも、南北線の東大前駅からも徒歩で約5分程度の距離に境内がある。不忍通り沿いを歩き根津神社入口の交差点が見えたら道を置くに入れば表参道につながる。
鳥居をくぐり参道を進んでいくと神橋があり、その先に楼門、右手に舞殿を見ながら唐門に至る。門をくぐると正面に社殿が確認できる。社務所は客殿として舞殿の右奥にあるが透塀の中に授与所がある。
現在の社殿は宝永三年(1706年)五代将軍徳川綱吉が造影したもので、社殿の他に唐門、透塀、楼門等すべてが戦災から逃れて現存。国の重要文化財に指定されていて外国人観光客も数多く訪れる。
楼門の手前を左側に上っていくと境内社の乙女稲荷神社につながる千本鳥居が連なり、さらにその先に進むと駒込稲荷も鎮座する。途中には庚申塔や力石、賽の大神碑もあり見どころが多い。
春には100種3000株が咲き誇るつつじ苑で文京つつじまつりが開催され、7000坪ある境内が人で埋め尽くされるほど賑わう。平常日に訪れるのは今回が初めてだったためゆっくり散歩ができて大変良かった。
なお御朱印は授与所で拝受できる。御朱印帳を窓口で渡して書き上がるのを待つ形式で、オリジナルの御朱印帳もあるようだ。授与所の入口に御朱印の案内表示があるのでわかりやすい。
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