中でも大口真神社は山中で難にあった日本武尊を狼が助けたとされ、火難盗難退除の守護神として狼が祀られている。大口真神社の左手奥には奥の院にある摂社の男具那社を拝むことができる遥拝所が設けられている。
また本殿の右奥に常磐堅磐社があるが、これが旧本殿となる。説明書きには東京都ではめずらしい室町時代の様式を持つ本殿建築の一つとある。現在の本殿は神明造で明治十年(1877年)に造替されたもので、それまで使用されていた。
境内は山頂にあるため、JR御嶽駅から路線バスでケーブル下まで行き、そこから徒歩4分のケーブルカー乗り場の滝本駅へ。ケーブルカーに乗って終点の御岳山駅で降りる。そこから神社までは徒歩で登っていくことになる。
町場通りを抜けると鳥居が見え、その手前左手に手水舎がある。鳥居をくぐりさらに石段を上っていくが、参道の途中に三柱社や稲荷社などの末社も鎮座。また拝殿が石段を上った先に見えると右手に宝物殿と畠山重忠像も確認できる。
歴史のある神社だけあって離れた場所にある摂社を含め全体像を把握するのには時間がかかりそうだ。山頂とはいえケーブルカーでアクセスができ参拝がしやすくなっているため今後も幾度となく足を運んでみたい。
御朱印は拝殿左手にある授与所でいただくことができる。御朱印帳を渡して番号札を受け取り、書き上がるのを待つ形式。初穂料は500円で急ぎの人や御朱印帳を持ってこなかった人には書き置きの用意もある。
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