2019/09/01

布多天神社

調布市調布ヶ丘にある神社。創建は不詳ながらいただいた由緒書によれば延長五年(927年)に制定された「延喜式」にも名を連ねる、多摩地方有数の古社。社伝によると第11代垂仁天皇の御代約1940年前の創建とされている。


文明九年(1477年)に古天神というところより現在地へ遷座され、その時に御祭神、少彦名命(すくなひこなのみこと)に菅原道真公を配祀された。


江戸時代に甲州街道ができた際に石原、下石原、上布田、下布田、国領の五宿は布田五宿と呼ばれるようになったが、布田五宿の総鎮守が布多天神社で五宿天神と崇め祀られていたらしい。


境内は調布駅から徒歩6分程度で天神通りを進み甲州街道を渡ったすぐ先にある。鳥居が見えるのですぐにわかるが、今回は参道沿いでつくる市(手づくりの工芸品の販売)が催されており多くの人で賑わっていた。


左手に手水舎、さらに進むと右手には神楽殿と撫で牛が見える。かわいい感じの一対の狛犬は年代はよくわからなかったが、調布市指定有形民俗文化財に指定されているらしい。正面には拝殿があり左手が社務所となっている。


拝殿の右奥には境内社が並んでおり、正面が金刀比羅神社と大鳥神社、左手に稲荷社がある。さらに右手には御嶽神社、祓戸神社、疱瘡神社の合祀殿があった。


御朱印は社務所の窓口で御朱印帳を渡し、引き換えの札を受け取って書き上がるのを待つ形式。今回は月参りの日で菅原道真公の和歌も添えられた見開きの御朱印をいただくことができた。


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