2019/05/10

新田神社

大田区矢口にある神社で新田義貞の次男新田義興を御祭神とする。東京神社庁サイトによると、正平十三年に謀略により、多摩川の「矢口の渡」で壮烈なる最後を遂げた義興公の怨霊が現れたり、夜々「光り物」が矢口付近に現れて往来の人々を悩ませた。


そこで義興公の御霊(みたま)を鎮める為に、義興公の墳墓の前に社殿が建てられ『新田大明神』として崇めたという。やがて義興公は村人や旅人の「運を開き守り、幸せを導く霊験あらたかな神様」として広く崇敬されるようになった。


また江戸時代に平賀源内が御塚後部にあった篠竹で厄除招福・邪気退散の「矢守(破魔矢の元祖)」を作ったとされ、破魔矢発祥の地としても知られている。

境内は等級多摩川線「武蔵新田駅」から商店街を歩いて5分ほどの場所にある。鳥居をくぐると最初に目に入るのは樹齢700年と言われる御神木。触ると「健康長寿」「病気平癒」「若返り」のご利益があると伝えられている。


参道を進むと右手に手水舎があり、一対の狛犬に出迎えられた後に正面に拝殿が確認できる。なお社殿は昭和三十五年に明治神宮で仮社殿として建てられたものを下付して再建されたもので立派な建物だとすぐにわかる。


境内社として拝殿の右手に稲荷神社がある。圧倒的な存在感を放つ御神木は江戸時代には雷、戦時中は空襲にも遭ったらしいが現在も青々とした葉を付けるためパワースポットになっている。


なお御朱印は社務所で拝受できる。初穂料は書置き300円、記入500円。14時以降は書置きのみの対応になると案内があった。今回は新元号記念御朱印(書置きのみ)と兼務社の氷川神社の御朱印もいただいた。


0 件のコメント:

コメントを投稿