港区虎ノ門にある神社。公式ページよると万治三年(1660年)に讃岐国丸亀藩主だった京極高和が藩領内の象頭山に鎮座する、金刀比羅宮(本宮)の御分霊を三田の地に勧請したのが始まりで、延宝七年(1679年)に現在の虎ノ門に遷座した。
江戸時代から金毘羅大権現と称されていたが、明治二年(1869年)の神仏分離令により事比羅神社と社号を改称、その後、明治二十二年(1889年)に金刀比羅宮に改められて現在に至る。
東京メトロ虎ノ門駅の2番出口からすぐの場所に境内がある。近代的なオフィスビルに囲まれた中にあり、よくある境内のイメージとは異なるが桜田通りの大鳥居をくぐると右手に手水舎があり、その前方には拝殿が見える。
ビルの中にありながら社殿には存在感があり、全く窮屈な雰囲気はない。境内にはベンチが並んでいるので休憩も可能で、キッチンカーで出店があってオープンな感じになっている。周辺のビジネスマンらしき人たちも参拝に訪れるようだ。
境内末社として喜代住稲荷神社と結神社があり、結神社には江戸時代から良縁を求める女性から厚い信仰があり『新撰東京名所図会』にも記録が残る。良縁祈願紐を専用台に結びつけるのだが隙間もないくらいだった。
なお御朱印は授与所で拝受できる。窓口で御朱印帳を渡して番号札を受け取り、書き上がるのを待つ形式で、初穂料の指定はなくお気持ち(志納)となっている。オリジナルの御朱印帳もあるようだ。
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