その翌年には荘厳な社殿が建立され、「本所一ツ目弁天社」として江戸庶民の信仰を集めたと言われる。明治四年に総録屋敷が没収されるが弁財天社は残され、社名を江島神社と改称する。
明治二十三年には杉山和一霊牌所即明庵が再興し、境内に杉山神社を創祀するが震災戦災により江島神社と杉山神社の社殿が焼失。その後、昭和二十七年に合祀し現在の江島杉山神社となる。
境内はJR両国駅から徒歩7分の場所にある。参道は南と西にあるが西側が表参道と思われる。鳥居をくぐって真っ直ぐに進むと拝殿が正面に見える。南側の参道と交差するあたりに二ノ鳥居、右手に手水舎がある。
手水舎の裏側には銭洗いや南側参道方面には太鼓橋がかかる弁天池、弁財天の石像なども確認できる。弁天池にある「いわやみちの碑」の奥には江の島岩屋を模した岩窟があって中に入ることができる。
中に入ると杉山和一検校の石像、宗像三女神の像、宇賀神の石像が並ぶ。また岩屋の左手には境内社として杉多稲荷神社も鎮座。想像していたよりも見どころが多く興味が尽きない。社務所の建物が杉山和一資料館にもなっている。
御朱印は社務所窓口で拝受できる。御朱印帳を渡して書き上がるのを待つ形式で、初穂料は300円。今回はいただかなかったがオリジナル御朱印帳もあるようだ。大変丁寧に対応いただいた。
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