北区王子にある神社で、王子稲荷神社の摂社。大晦日になると関東一円の狐がこの神社の榎に集まり装束を整え、近くの王子稲荷神社へ初詣をしたという伝説があり、歌川広重の浮世絵にも描かれている。
境内掲示には「昭和20年4月13日の大空襲の際猛烈な勢いで東南より延焼して来た火災をここで完全に食い止めて西北一帯の住民を火難から救った」とあり、火防の神としての信仰も厚い。
JR王子駅から徒歩3分程度の場所にあり、社殿の他に装束榎の碑も確認できる。関東三大稲荷の一つとする説もあるが、王子稲荷神社が源頼義より「関東稲荷総司」の称号をいただき、当社が王子稲荷神社の摂社であることから考えると王子稲荷神社の誤りでは?と考える。(あくまで個人的な推察)
通常は社務所は閉まっており無人だが、初午祭と二の午祭には火防凧やお守りなどの授与や書き置きの御朱印をいただくことができる。なお、御朱印は4種類くらいの書体のものが用意され、選ぶことができる。
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