2017/03/24

中井御霊神社

西武新宿線の中井駅から妙正寺川沿いに歩き、ごりょう坂通りを上った高台にある神社。坂の名前にもあるように“御霊”は“ごりょう”と読む。


創建は不明だが古くから落合村の鎮守として知られ、江戸時代以前からこの社で行われている備射祭は新宿区の無形民族文化財の指定を受けている。


備射祭は正月の弓神事で、悪霊を駆除して豊作を祈る行事として毎年1月13日に行われるようだ。今は住宅街だが、昔は高台の下は農村地帯だったのだろう。


鳥居を進むと左手に手水舎と神楽殿があり正面が拝殿、右手が社務所という配置になっている。拝殿に向かって左奥には末社の稲荷神社が見える。


新宿区内でもめずらしい江戸時代及び明治時代の権現造り形式の建築は見た目にも歴史を感じる素晴らしいものだが、子と別々になっている構え獅子の狛犬も初めて見るものだった。


御朱印は社務所でいただくのだが、この社務所も古く趣のある建物で落ち着く。残念ながら宮司さんが不在ということで書き置き対応だったが日付を入れていただいたので参拝日はしっかりわかる。


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