元々は正一位下谷稲荷社と称していたが、明治五年(1872年)に下谷神社に改め、翌年に郷社に列せられている。東京メトロ銀座線の稲荷町という駅はこの周辺がかつて稲荷町と呼ばれていた名残だ。
浅草通り沿いに赤く大きな鳥居があり、そこから真っ直ぐに進めば境内につながる。二つ目の鳥居をくぐると門があり手前には寄席発祥の地の石碑がある。
門をくぐって左手が手水舎、その奥が境内社の隆栄稲荷神社となる。正面を向くと一対の凛々しい狛犬があり正面は歴史を感じる拝殿。天井には横山大観の描いた龍の絵が残されている。
御朱印は社務所で御朱印帳を渡して番号札を受け取り待つ形式。この日は毎月一日限定の御朱印をいただけるとあって平日でも混雑していた。
広い境内とは言えないが、趣があって厳かな雰囲気が流れている。おそらく限定御朱印の日以外は静かだと思われるので再度ゆっくり訪れたい。
(追記)2019.01.01
新年の限定御朱印が頒布された。書き置きのみで1月1日~1月15日まで。
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