この時亀甲山に登ってみると富士山がじつに鮮やかに見え、政子は富士吉田にある自分の守り本尊がある浅間神社に手を合わせ、身につけていた正観世音像を祀ったという。この像を村人たちが富士浅間大菩薩と呼び、これが社の始まりとなった。
御祭神は山嶽を守る神である木花咲耶姫命で家庭円満、安産、子安の神とされ火難消除、航海、漁業、農業などの守護神として崇敬されている。
古墳(荏原台古墳群)の上に鎮座する神社として知られ、参道が富士登山を思わせるような造りになっている。石段途中には富士講による石碑などもあり、いかにも浅間神社らしい。
多摩川沿いに位置し石段を上りきると左手に手水舎があり、その向こうの見晴台のようなスペースからの眺めが良い。参道正面は社殿になるが浅間造の建築様式は都内唯一らしい。
参道の右手には境内社として小御岳神社、稲荷神社、三峯神社、阿夫利神社が並び、夫婦銀杏の御神木や神楽殿も見える。
御朱印は石段を上る手前にある社務所で拝受できる。インターホンで呼び出し、窓口で御朱印帳を渡して待つ形式。社務所入り口に椅子が用意されているのでそこに座るように案内される。
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