豊島区池袋本町にある神社で、旧池袋村の鎮守さま。創建は古文書記録がなく詳細は不明だが、埼玉県大宮市鎮座の氷川神社から分かれた神社と言われ、天保元年(1830年)の『新編武蔵野風土記稿』の池袋村の条には「氷川社 村ノ鎮守」の記述がある。
境内には富士山の溶岩で築造された池袋富士塚がある。明治45年に富士講の一つである池袋月三十七夜元講によって築かれたもので、平成10年豊島区指定史跡となった。7月1日のお山開き以外は登ることはできないらしい。
池袋よりも下板橋駅に近い場所に位置し、住宅街の中に鳥居と長めの参道が現れる。参道を進むと二の鳥居があり、その手前にはユニークな表情の狛犬が一対。その先の右手が手水舎となる。
正面には空襲で被災後に復興し、1965年に造られた社殿があり、その左奥に池袋富士塚が見える。社殿右手には日本武尊、菅原道眞命、應神天皇を御祭神とする境内社がある。
境内は広く、古くてとてもよい風合いの神輿庫や土俵?(カバーがされていて確認ができない)や一部は児童公園となっていて参拝後の休憩には最適なスペースとなっている。
御朱印は富士塚の裏手にある社務所で拝受できる。インターホン呼び出し形式で、御朱印帳を渡して待つ形式。とても丁寧に対応いただいてありがたかった。
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