2017/03/30

幡ヶ谷氷川神社

渋谷区と中野区の境目くらいの場所にある神社。旧幡ヶ谷村の総鎮守として知られており、創建は不詳ながら永禄年間の文書に記載があることから戦国時代にはすでに存在したと推定される。


住宅街の中にあってわかりにくそうだが、神社のある場所は緑が生い茂っているので迷うことはない。参道は二つあるのだが、徒歩で参拝する場合は正面に拝殿が見える石段のある方から入るのがよいだろう。


もう一つの参道は車が通れるようになっていて駐車場と直結している。二つの参道の真ん中くらいに手水舎があるのでそこで身を清めてから拝殿に向かう。


拝殿の手前にはいかにも古そうな狛犬が一対あるが左右とも子供がいる。どうやら安政4年のものらしく向かって右側は授乳タイプ。


駐車場の奥には境内社として稲荷神社、厳島神社、榛名神社。7大鳥神社があるのだが、目立たない場所にあるため最初は気がつかなかった。


御朱印は拝殿から右手の社務所でいただける。掃除や樹木の剪定などお忙しそうな感じだったのに、とても丁寧に対応いただきありがたかった。


2017/03/29

深川神明宮

江東区森下にある深川という地名の発祥と言われる神社。かつて東京には深川区というのがあったが、戦後に城東区と深川区が合併して現在の江東区となったらしい。


この神社の由緒書きを読むと今から400年ほど前に深川八郎右衛門がまだ住む人もなく葦の生い茂る三角州だったこの地に移り住み土地の開拓を行なったという。


徳川家康公が巡視の際に地名を尋ね、まだ地名がないと応えたところ八郎右衛門の姓である深川を地名とするよう命じたと言われる。その深川八郎右衛門が創建した神社が深川神明宮というわけだ。

鳥居をくぐって真っ直ぐに進むとすぐに社殿が見えてくる。昭和に入って再建されたもので鉄筋コンクリート造となっている。石段を上る手前に手水舎があり、一対の狛犬の間をさらに上って参拝することになる。


右手に境内社として寿老神を祀る寿老神社と和合稲荷神社がある。深川七福神の一社を担っており正月の時期には賑わうようだ。境内はそれほど広いわけではないが神明幼稚園を併設しており、それを合わせるとかなりの面積となる。


御朱印は社殿右側にある社務所にて受けることができる。以前に日曜日に参拝した際に誰もおらず御朱印をいただけなかったことがあったので、平日の方が良さそうだ。


2017/03/27

上神明天祖神社

品川区二葉にある神社で東急大井町線・都営浅草線の中延駅から徒歩5~6分。龍神さまと白蛇さまが祀られており、巳が辰(身が立つ)ということで立身出世に御神徳があるとされる。


元々はこの地域は蛇窪村という地名だったが東京市に編入される際に地名にふさわしくないとして上蛇窪が上神明、下蛇窪が下神明に改名された。さらに10年後の町名整理で現在の二葉になったという経緯が社名にも表れている。


時代を感じる大鳥居は大正初期に建立されたもので、空襲で昭和20年に本殿などが焼失したにも関わらずこれだけは戦禍を免れたという。参道を進みいくつかの鳥居をくぐって石段を上った右手に手水舎がある。


正面に見える社殿は昭和36年に再建されたものらしいが、維持管理がしっかりしているためか新しい感じがする。拝殿に向かう手前の左側には京都伏見稲荷大社の御分霊が祀られている末社稲荷がある。


社殿右奥に進むと厳島弁天社がある。鯉が泳ぐ弁天池も整備されており、途中に白蛇や龍神に関連する造形物がいくつか置かれているのに気がつく。神妙な中にも手作り感があってちょっとほっこりできる。


 御朱印は参道右手の社務所でお願いできるが、今回はオリジナル御朱印帳もいただくことにした。御朱印帳は人気が高いようで正月の頒布時には行列ができるほどらしい。


なお御朱印は上神明天祖神社、弁財天、蛇窪大明神の3種類が基本だが期間限定の御朱印など種類が豊富にあるようだ。


2017/03/25

明治神宮

いわずもがな。初詣で毎年日本一の参拝者数を誇る原宿にある神社。大鳥居をくぐるとそこは境内というより森の中。都心にあってこれだけ広く緑が豊富な場所は他にはないだろう。


参道は長く、途中に日本酒の樽やフランスのワイン樽がオブジェとして並んでおり、少し入るとレストランや土産物ショップもあるので休憩することもできる。


三の鳥居まで行ったところで手水舎があり神門を通って拝殿へと進むのだが、残念ながら拝殿も含めた周辺が工事中だった。足場が組まれていてテントの下で参拝しなければならない。


とはいえ、他の建築物も雄大で広いスペースがあるので窮屈な感じはなく、多くの外国人観光客で賑わっていた。また今回は入らなかったがパワースポットとして有名な清正井など見所も多い。


第二次大戦の空襲により社殿などは一度焼失したらしいが見事に再興し、今では都会のオアシスとなっている。ファッションの街として有名な原宿が最寄駅なので駅の混雑は凄まじい。


御朱印はおみくじやお守りなどの授与所でいただくことができる。数名の神職が対応するのだが昨今の御朱印ブームで行列ができディズニーランド状態になっていた。初穂料は500円だが御朱印と一緒に絵葉書もいただいた。


2017/03/24

中井御霊神社

西武新宿線の中井駅から妙正寺川沿いに歩き、ごりょう坂通りを上った高台にある神社。坂の名前にもあるように“御霊”は“ごりょう”と読む。


創建は不明だが古くから落合村の鎮守として知られ、江戸時代以前からこの社で行われている備射祭は新宿区の無形民族文化財の指定を受けている。


備射祭は正月の弓神事で、悪霊を駆除して豊作を祈る行事として毎年1月13日に行われるようだ。今は住宅街だが、昔は高台の下は農村地帯だったのだろう。


鳥居を進むと左手に手水舎と神楽殿があり正面が拝殿、右手が社務所という配置になっている。拝殿に向かって左奥には末社の稲荷神社が見える。


新宿区内でもめずらしい江戸時代及び明治時代の権現造り形式の建築は見た目にも歴史を感じる素晴らしいものだが、子と別々になっている構え獅子の狛犬も初めて見るものだった。


御朱印は社務所でいただくのだが、この社務所も古く趣のある建物で落ち着く。残念ながら宮司さんが不在ということで書き置き対応だったが日付を入れていただいたので参拝日はしっかりわかる。


2017/03/22

多田神社

中野区南台にある神社。最寄駅はおそらく丸ノ内線の方南町になるのだと思うが、渋谷区にも近いので京王線の笹塚から歩けなくもない。旧雑色村の鎮守としての歴史は長いようだ。


中野区教育委員会の掲示によると、南台という地域は古くは雑色(または雑色村)と呼ばれていて、この社の由緒は寛治六年(1092年)に源義家が大宮八幡宮に参拝のおり、先祖多田満仲を奉祀したことが始まりとされる。


最初の鳥居をくぐると参道が続いていて、石段を上って二番目の鳥居の先に拝殿が見える。右手には手水舎があり、その向かい側は近代的な建物の社務所がある。


拝殿前の狛犬は愛嬌があって可愛らしいが、かなり年月を感じるもので、どうやら明治時代に奉納されたものらしい。社殿は昭和に入ってから改築されたものだが、なかなか立派で迫力がある。


拝殿の右奥には多田稲荷神社、さらにその右脇には榛名神社、御嶽神社、阿夫利神社が祀られている。


御朱印は社務所に設置されているインターホンで呼び出してお願いするかたちになる。入口を入ると御守などが並べられている。御朱印と一緒に手作りの楊枝入れまでいただき恐縮してしまった。


2017/03/20

皆中稲荷神社

新大久保駅から歩いてすぐの新宿区百人町にある神社。百人町という名は徳川幕府が鉄砲組百人隊をこの地に駐屯させたのが由来であることはよく知られる。


由緒は、ある夜稲荷之大神がその鉄砲組の夢枕に立ったのでお参りをしたところ、それから射撃が百発百中になったと伝えられる。「当たる」ものにご利益があるとされ、その後射撃だけでなく様々な願い事をする参拝者が増えたらしい。


皆中とは“みなあたる”という意味で、現在では恋愛成就を目的とした人や宝くじ購入者が願い事をするために数多くお参りをするようだ。


百人町交番の脇がすぐに参道になっていて鳥居の先の左手に手水舎がある。そのまま参道を進むと正面ではなく左側が拝殿となっている。本殿と神楽殿がつながっているが、通常は閉まって中は見えない。


広い境内ではないが、狛犬や神狐が並び賑やかな様子。御朱印は参道途中にある授与所にお願いすることになる。休日なので混雑していて20分ほど待つことになったがとても丁寧な御朱印をいただき、ありがたい気持ちになった。


季節ごとに祭事もあるようで、例大祭前後に行われる鉄砲隊百人行列というのが非常に興味があるので、また参拝したいと思う。


2017/03/18

高円寺氷川神社・気象神社

高円寺の駅から歩いてすぐの場所にある氷川神社。一説によれば氷川神社の分社は関東地方だけで約一千社あると言われ、さいたま市の氷川神社が総本社となるらしい。高円寺の氷川神社は曹洞宗宿鳳山「高円寺」と同時期に創建されたと伝えられる。


通り沿いに建つ鳥居からすぐ右手に手水舎がありすぐ正面に神明造りの拝殿が構えている。幼少の頃、ここの境内に虫あみを持ってセミを捕りに来ていたのを憶えているが、現在は拝殿横に社務所も入る大きな建物があって様変わりした。


注目できるのは境内社として祀られている日本で唯一の気象神社だ。その名の通り天気の神様で陸軍気象勤務の統括・教育機関として旧馬橋に創設されたものが移転したものだ。気象神社の様子がわかるウェブカメラの案内があったが現在は停止中のようだ。


気象神社の参道をさらに進むと、その他に御嶽神社、日枝神社、伏見稲荷神社も境内合祀されている。様々な神社が混在している感じが高円寺の街そのままを表しているようで何だか安心した。


御朱印は社務所の建物の中にある受付でいただける。過去に参拝した方のレポートを読むと氷川神社と気象神社が一緒になった御朱印だったようなのだが、今は別々になっている。


(追記)2018.03.01
平成29年の10月より御朱印がカラフルなものに変更された。月ごとに違うデザインになり気象神社は天気によってスタンプが変わる。






2017/03/16

高円寺天祖神社

古くから高円寺村の鎮守として知られる東高円寺駅近くにある神社。杉並区教育委員会が作成した説明書きによれば「新編武蔵風土記稿」にも神明社として記されており、祭神は天照大御神とある。


鳥居を進むとすぐ左手に手水舎があり、その奥に神楽殿という配置となっている。正面に1831年建立とされる拝殿があって、さらにその左奥には境内末社として清姫稲荷神社と三峯神社が鎮座している。


清姫稲荷神社は以前は秩父宮邸の鎮守だったらしいが、崇敬者に株式仲買人が多かったので財テクの神様と言われていたという話があり大変興味深い。


狛犬は1対あって高い位置にあるので気がつかなかったが、左側の狛犬は鞠で遊ぶ子獅子を押さえつける姿のようだ。右側の狛犬も子獅子を抱いている。


御朱印は参道右側にある社務所でいただける。神楽殿横の椅子で待つことになるが、なんと今回は御朱印とともに酉年にちなんだストラップまでいただいた。これは大切にしなければ。