2018/08/05

亀戸天神社

江東区亀戸にある神社。正保三年(1646年)九州太宰府天満宮の神官だった菅原大鳥居信祐公(道真公の末裔)が神のお告げにより天神信仰を広めるため諸国を巡り歩き、寛文元年(1661年)に江戸の本所亀戸村にあった天神の小さな祠にご神像をお祀りしたのが始まりとされる。


寛文二年(1662年)太宰府の社にならって社殿、回廊、心字池、太鼓橋を設営し、その後350年後の今日まで東国天満宮の宗社として崇敬されてきた。明治六年に准勅祭神社に指定され東京十社の一つになり、昭和十一年に現在の亀戸天神社になった。


境内はJR錦糸町駅と亀戸駅の中間くらいの場所にあり、京成線押上駅からも歩ける。錦糸町駅からだと錦糸公園を斜めに抜けて横十間川を渡り、墨田区から江東区になった辺りにあるのでわかりやすい。


大鳥居をくぐるとすぐに太鼓橋(男橋)。橋の上からは境内を見渡すことができ、さらに参道を進むと平橋があり、その先に二番目の太鼓橋(女橋)が見える。また参道の途中には弁天社がある。


女橋を渡ると右手に手水舎があり左手には菅公像、その少し先には、天神信仰らしく神牛像(撫で牛)。そして正面には立派な社殿が構えている。戦後に再建されたものらしいが、さすが東京十社に数えられるだけあって迫力がある。


境内社として弁天社の他に御嶽神社、花園社がある。御嶽神社は亀戸天神別当の玄関辺りにあったが延宝五年(1677年)に移されたらしい。ここに祀られている法性坊は道真公の教学、御所の師で、道真公薨去の後は太宰府天満宮の社殿造営に関わられたらしい。


なお御朱印は社殿右手奥にある授与所で拝受できる。窓口で御朱印帳を渡して番号札を受け取り書き上がるのを待つ形式。初穂料は300円で御朱印と一緒に「すみだだより」や天神まつりなどのパンフレットもいただいた。


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