練馬区豊玉南にある神社で、創建年代は不詳だが武蔵国一の宮氷川神社の分霊の社とされる。主祭神は須佐之男命で俗称「中新井の氷川さま」とも言われている。
ほぼ環七通りに面した位置にあるが、表参道は少し入ったところからになる。一の鳥居をくぐると一対の狛犬が出迎え、二の鳥居の正面が拝殿になるが、少し手前の右手に手水舎があるので注意したい。
すぐに気がつくのが境内社が立派なこと。それもそのはず、はじめは境内社の北野天満神社が最も古い主神で、次にやはり現在境内社の須賀神社が主神だったという経緯があるのだ。
この他に稲荷神社と三峯神社を合わせ全部で4つの境内社がある。氷川神社は明治5年に村社となったが境内社の方が歴史が古く、元の拝殿が神楽殿となっていたり辿っていくと大変興味深い。
「練馬の神社」の資料によると境内石造物では稲荷神社前と北野天満神社前の水盤が最も古いらしい。また、参道脇にある力石は練馬区の有形民俗文化財に指定されている。
御朱印は拝殿手前左手にある社務所でお願いできるが、お守りなどが並べられている場所は人の気配がない。インターホンで呼び出すかたちになるが快く対応いただきありがたかった。
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