世田谷区若林に鎮座する吉田松陰を祀る神社。世田谷区教育委員会の説明によれば、この地は長州藩主毛利大膳大夫の抱屋敷だったことから大夫山と呼ばれたようだ。
吉田松蔭は安政三年(1856年)に松下村塾を開き後の明治維新の中核を担う多くの若者を指導した。しかし安政の大獄の際に江戸伝馬町の獄中で処刑。後に門下生だった高杉晋作、伊藤博文等によって世田谷区若林の地に改装された。
黒色の大鳥居をくぐり参道を進むとすぐ左手に神楽殿、その先に手水舎がある。その他に松蔭の像や、木戸孝允、伊藤博文、山県有朋、乃木希典らによって寄進された石灯籠が32基並んでいる。
正面は大きな社殿があるが、その右手奥には松下村塾の模築がある。山口県にある松陰神社には当時の建物が保存されているそうだが都内でもその様子を見ることができるのはありがたい。
またあまり目立たないが松陰先生他烈士墓所という墓域が松陰神社に隣接するようにある。松田松蔭の墓碑を中心に頼三樹三郎、小林民部、来原良蔵、福原乙之進など烈士の墓碑も置かれている。
なお御朱印は社務所でいただける。御朱印帳を渡して番号札をもらい待つ形式になっていて、休憩所もあるのでゆっくりできる。本日は4月27日ということで例大祭の特別御朱印を拝受。御朱印と一緒に木製のしおりもいただいた。
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