五つの稲荷神社とは玄徳稲荷社、榎本稲荷社、明石稲荷社、開運稲荷社、九郎助稲荷社で吉原の入口と四隅に廓の守護神として祀られていたらしい。
境内はそれほど広くはなく鳥居をくぐるとすぐに拝殿。右手に手水舎、左手は授与所といったシンプルな配置。それでも境内社としてお穴様と呼ばれる地中の神様と鬼?の石像がある。
御朱印は授与所で吉原神社と吉原弁財天の2つをいただける。弁財天ってどこだろうと思ったら少し歩いた別の場所にあった。
吉原弁財天の方の御祭神は市杵島姫命で開運・財運・芸能上達などの神様として女性の様々な願いを叶えることで知られている。
関東大震災の殉難者を慰霊する観音像もあり、弁財天の外壁にはカラフルな絵が描かれていて独特の雰囲気をもつ。とはいえ小さな池のようなところに鯉も泳いでいて弁財天らしさもしっかりある。
現在では周囲の建物からかつて遊郭があったような痕跡を感じることはできないが、こうして神社巡りをすることで歴史がわかることはありがたい。
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