2017/05/11

徳丸北野神社

板橋区徳丸に古くからある神社で御祭神は菅原道真公。社宝『天神宮紀』によると一條院正暦年中(990~994年)に里人の徳麿(とくまろ)の夢に大神様が現れお告げ通り梅の古木に祈願したところ疫病の流行が鎮まったという。


長徳元年(995年)に京都の北野神社の分霊を勧請し創建。以降、1,000年以上も徳丸郷の鎮守社として地域の信仰を集めている。


重要無形民俗文化財に指定されている「田遊び」と呼ばれる五穀豊穣を祈願して行なわれる祭の起源としても知られ、板橋十景の一つとなっている。


一の鳥居をくぐって参道を進むと一度小さな道と交差するが、そこに二の鳥居があり左手に手水舎が見える。さらに前に進むと拝殿が構えているのだが、拝殿手前でもう一つ短い参道と交差してそこにも手水舎がある。


木に隠れて見えないが年代を感じる狛犬が一対と北野神社らしく柔和な表情の牛も座っていて、梅の飾りや金の亀などが添えられているので賑やかな感じだ。


また境内社が須賀神社、稲荷神社、杵築神社、天祖神社、石上神社、三峯神社、浅間神社、水神宮、天王神社、三山神社と数が多いのも特徴と言える。


御朱印は拝殿右手の授与所でいただける。インターホン呼び出し形式だが書き手不在時には書き置き対応になるので注意が必要だ。


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