浅草・三社祭とは浅草神社例大祭が正式名なのだが、三社権現社としての歴史が長く、明治の神仏分離令まで三社の名称が使われていたことから通称の三社祭の方が有名。
鳥居をくぐると右手に神楽殿、左手が手水舎、正面が社殿という配置で、途中で二対の狛犬が出迎える。また拝殿右奥には境内社の被官稲荷神社があってここには狐像がある。
今回は三社祭の初日ということもあって境内も多くの人で賑わっており、一ノ宮から三ノ宮まで三基ある宮神輿を間近で見ることができた。
なお三社祭期間中は見開きの限定御朱印が授与され、特設の朱印所に御朱印帳を渡して待つことになる。恵比寿神や被官稲荷神社の御朱印も同時に受けることができるようだ。
帰り際まで気がつかなかったのだが、神楽殿のすぐ横にある木陰の中に夫婦狛犬があって、なんともかわいらしい姿。江戸初期からのものらしいが縁結びにご利益があるとか。
(追記)2017.11.06
浅草神社の拝殿の右手を奥に進むと境内社の被官稲荷神社がある。浅草神社の公式ページによれば創建は安政元年、新門辰五郎の妻が病に伏した際に京都の伏見稲荷神社に祈願したところ全快。同二年、町の人がお礼の意味も込め、伏見稲荷神社から祭神御分身を当地に勧請したとある。
また名称の由来は不明だが、被官とは官を被るという意から就職・出世と解せばよいとある。なお、御祭神は倉稲魂命で五穀豊穣、福徳円満、商売繁盛、立身出世、芸能上達に御神徳があるらしい。
なお御朱印は浅草神社の社務所で拝受できる。例大祭などがあるような時は朱印所は別に設けられることもあるので注意が必要だ。
(追記)2019.05.31
令和になって初めて参拝し御朱印をいただいた。
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