2017/05/14

福徳神社(芽吹神社)

中央区のコレド室町に隣接する神社。創建は不詳だが貞観年間(859~876年)には既に鎮座していたとされ、当時の村名から福徳神社と称した。


また二代将軍徳川秀忠公が慶長十九年に参詣した際にクヌギの皮付き鳥居に春の若芽が出ているのを見て、芽吹神社という別名を名付けた。


高層ビルに囲まれながらも境内はオープンな造りで赤い鳥居をくぐるとすぐに手水舎と社殿が見える。手水舎の奥は庭園風になっているが、さらに進むと複数のテーブルとベンチが置かれた休憩スペースになっている。


この一帯は再開発後に「福徳の森」と名付けられており、芽吹茶屋という今川焼と飲み物のカフェがある。発祥地と言われる神田今川橋に近いのでそれにちなんだものと思われる。


福徳の森内にはもう一つ薬祖神社も鎮座する。最初は福徳神社の境内社なのかと思ったがそうではない。大巳貴命と少彦名命の二神を祭神とする、もともと日本橋にあった神社が移転してきたものらしい。


なお福徳神社の御朱印は社殿左手にある授与所でいただける。私は持参した御朱印帳に受けたのだが、東京福めぐりの一社にもなっているのでオリジナルの折帖に押印できるようだ。


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