渋谷区千駄ヶ谷にある神社。江戸時代には江戸八所八幡宮の一社としても数えられ将軍家からも崇敬を受けた。
創建は貞観二年(860年)に慈覚大師(円仁)が関東巡錫の際に鳩森のご神体を求める村民の強い願いによりこの地に神功皇后と応神天皇の御尊像を作り正八幡宮としたことに由来する。
表参道は東側だが北側にも鳥居がある。表参道から進むと右手に手水舎、正面に社殿がある。手水舎の右手には立派な能楽殿があり、大祭りには実際に能が奉納されるようだ。
社殿右手には境内社として神明社、境内にある富士塚には富士浅間神社、富士塚横には甲賀稲荷社も鎮座している。
富士塚は都内で現存するでは最も古く、東京都の有形民俗文化財にも指定されている。他の富士塚では山開きの日しか登れないということもあるようだがここは一年中登れるようだ。
この他、日本将棋連盟が制作した大駒が奉納されている将棋堂や沿道にある庚申塚など見所が多い。境内は緑も多く菖蒲などの花が見られることからベンチで休息している人の姿がよく見られる。
御朱印は社務所で鳩森八幡神社のものと富士塚のものが両方いただける。人が多い時は番号札を受け取って待つ形式になる。オリジナルの御朱印帳もあるようだ。
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