2017/08/11

牛天神北野神社

文京区春日にある神社。寿永元年(1182年)源頼朝公がこの地にあった岩に腰掛け休息したときに牛に乗った菅神(菅原道真)が現われ、2つの幸福を授けるとご神託を受け創建したとされる。


文京区の資料によると境内にある太田神社は芸能の神・天鈿女命を祀っているが、かつて貧乏神といわれる黒闇天女を祀っていたらしい。これには興味深い話がある。


ある晩に小石川に住む旗本の夢の中に貧乏神が現れ、「長い間居心地がいいのでこの家にいたが、このたびよそへ移ることにした。赤飯と油揚げを供えて祀れば礼として福徳を授ける。」と告げ、その通りにすると良いことづくめで豊かになったという。


境内は丘の上にあり社号標がある場所から石段を上ると鳥居が見えてくる。回り込むように参道を進むと左手に手水舎があり狛犬の先が拝殿となる。すぐ側に撫でると願いが叶うという撫で岩(ねがい牛)もある。


拝殿左手には末社の太田神社、高木神社の合祀殿。その横が社務所となっている。御朱印は社務所でお願いして番号札をもらって待つ方式。山の日記念御朱印の拝受の日だったので人が多かった。


御朱印は兼務社の出世稲荷神社・諏訪神社も合わせて5ついただけるが、北野神社と太田神社のみいただいた。御朱印帳に葛飾北斎が境内から描いたとされる「礫川 雪の旦」のしおりが挟まっていて嬉しかった。


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