世田谷区桜丘にある神社。創建は不詳ながら新編武蔵風土記稿に菅刈社という名称で記載があり、社殿は寛政年中(1789~1800年)に造営されたものらしい。
御祭神は宇迦之御魂神と倉稲魂命の二神で稲や食べ物に関係が深いことから「農業・工業・商業等の守護と繁栄を司り、さらには人々の心身の健康・生活の平安等のすべてをお守りくださる」という御神徳がある。
最寄り駅は小田急線の千歳船橋駅で商店街を進んでいくと鳥居が見えてくる。買い物客で賑わう中で境内はとても落ち着ける空間になっており、児童向けの遊具などもあって昔ながらの神社という雰囲気だ。
参道を進むとほぼ正面に手水舎があり朱色の鳥居をくぐるとお稲荷様がお出迎え。その先が拝殿となる。旧社殿が神輿庫になっており東京23区内で最大の大太鼓が保管されている。
10月に例大祭が催されるが、公式サイトを見ると大学教授を招いて無料の文化講座も開いているようだ。規模はそれほど大きくないが頻繁に参拝に訪れる人がいるので地域に根ざした神社だということがわかる。
御朱印は社務所で拝受できる。インターホン呼び出し形式だが書き手不在で御朱印をいただけないこともあるようだ。
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