渋谷区渋谷にある神社で金王八幡宮と隣接した場所にある。創建は鎌倉時代の頃に渋谷氏の祖河崎土佐守基家の曾孫高重によって祀られたと伝えられている。
元々は渋谷駅近くにあり、渋谷川が渋谷城の濠として利用されていたことから・文化年間(1804~1817年)の頃までは「堀の外稲荷(その後は田中稲荷)」や「川端稲荷」などとも称されていた。
田中稲荷と呼ばれていた頃に元猿楽町京極家(旧但馬豊岡藩)の下屋敷に祀られていた豐澤稲荷神社が合祀され、東京都の区画整理事業により現在の場所に遷座されることとなった。
一の鳥居の先には朱塗りの奉納鳥居が何基も連なっており、鳥居前には百度石がある。手前の左手に手水舎、奉納鳥居をくぐった先に社殿がある。田中稲荷神社にあったとされる庚申塔なども数多く並べられ、この神社の歴史が感じられる。
なお御朱印は本務社である金王八幡宮の社務所で拝受できる。金王八幡宮と道を隔てて隣接した場所にあるので同じ日にお詣りすることが可能となっている。
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