2017/06/29

代田八幡神社

世田谷区代田にある神社。神社の由緒書によると天正十九年(1591年)代田地区(旧下代田、本村、中原、大原)の鎮守の神様として宇佐八幡宮より勧請して祀ったのが始まりとされる。


御祭神は応神天皇(誉田別命)で現在も代田の発展とともに自然崇拝、先祖崇拝を基調に厚く信仰されている。境内には大きな二本の御神木があって縄で結ばれている。


環七沿いに大きな鳥居があるので場所はわかりやすく、歩道橋の途中からも境内に入れるようになっている。鳥居をくぐると参道があって右手に神楽殿があるのだが、その先を進むと左手に手水舎が二つある。


拝殿は南の方向に向いていて、南側にも石段と小さめの鳥居がある。妙な造りだなと思って降りて確認してみると、こちらの鳥居は世田谷区内では喜多見氷川神社に次いで二番目に古いらしい。


世田谷区の説明書きによれば区指定有形文化財で、大正十二年の関東大震災で傾き、その修理の時に正面を裏に向けてしまったと伝えられているとのこと。環七の拡張時に境内が半分になったり調べるといろいろなことが判明しておもしろい。


なお、御朱印は拝殿横の社務所でいただける。環七沿いで車の往来の激しい場所にありながら、境内は落ち着く空間になっていて癒やされた。


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